貝殻チョークの粉京都府
- 拡大写真
- 黒板消しクリーナーにたまったチョークの粉
- 摩擦実験の様子
概要
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応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない) |
貝殻チョークの粉 |
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学術的な分類名
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代表砂が採取された
おおよその場所 |
京都府立洛北高等学校地学実験室の黒板 |
岩石物性
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粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物 |
更新予定 |
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乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、 電子天秤で質量を測定) |
更新予定 |
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送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、 細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定 |
2.8 |
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実験用に調整した粒子の粒径
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2.8 |
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手作りの安息角測定装置で測定した安息角
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更新予定 |
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代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載) |
京都府立洛北高校の黒板チョークの粉(ホタテ貝殻の炭酸カルシウム) ・日本理化学工業株式会社製 今年高校生になって、サイエンス部の地学班に入り、何か今までとは違ったことをしたいと思っていました。そんなとき、この「すべらない砂甲子園」を見つけて、「これこそが自分のしたかったことではないか」と思い、また「砂」というテーマがとても身近に感じたので取り組みやすそうだと考え参加することにしました。 ではなぜチョークの粉を推薦するのかというと、まず初めに砂の粒径が小さいほど、粒子間の隙間が小さくなり、粒子同士が接する面積が増え、摩擦が大きくなるのではないか、という仮説を立てたからです。そこでガラス板の上に、石膏や火山灰など対象となる粒子を2gずつ置き、アクリルキューブを上にのせ、ガラス板の傾斜を大きくする実験を行いました。また、対象となる粒子の形・大きさ・凝集の様子や隙間の大きさなどを顕微鏡で観察し、比較しました。 その過程で他にも比較できそうな砂がないかと探していたところ、黒板横にあったチョークの粉に目が留まり、「まあ一応これも実験しておくか」という軽いノリでチョークの粉を使いました。ところがいざ実験してみると、なんと今まで使っていたどの砂よりもすべりませんでした。そしてその粒を測ってみると、一つ一つの粒は1μmほどととても小さくて、尖らずに丸い形状で、さらに粒どうしはほとんど隙間なく密集していました。「粒が小さいほど摩擦は大きい」という仮説を満たし、かつ学生である私にとってとても身近なものであるチョークの粉。「これこそが自分の探し求めていた砂だ」と確信した私は、このチョークの粉を応募することにしました。 |
応募者
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代表砂を応募した個人・団体
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団体・個人HP | http://www.kyoto-be.ne.jp/rakuhoku-hs/mt/ |
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応募者の甲子園にかける意気込み
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普段からよく知っているチョークの粉で絶対に勝ちます。 |