ガーネットサンド静岡県
- 風紋型ガーネットサンド
- 成層型ガーネットサンド
- ガーネットサンド顕微鏡写真
概要
?
応募者が付けた代表砂の名前
(学術名ではない) |
ガーネットサンド |
---|---|
?
学術的な分類名
|
海浜砂 |
?
代表砂が採取された
おおよその場所 |
静岡県磐田市鮫島海岸 |
岩石物性
?
粉末線X線回折による分析で
同定した構成鉱物 |
石英(41)柘榴石(25)チタン鉄鉱(34) |
---|---|
?
乾燥粒子密度
(ヘリウムピクノメターで体積を測定、 電子天秤で質量を測定) |
3.93 |
?
送付された状態で測定した
粒径:比較的粗い粒子はフルイによる分類、 細かい粒子はレーザー回折散乱法により測定 |
183 |
?
実験用に調整した粒子の粒径
|
更新予定 |
?
手作りの安息角測定装置で測定した安息角
|
更新予定 |
?
代表砂の情報
(応募者からの情報をもとに掲載) |
私達は、遠州灘に面する静岡県磐田市鮫島海岸で、2005年から海岸の砂に関する研究を行ってきた。この研究の過程で2006年にザクロ石と磁鉄鉱が著しく濃集する砂を発見し、この砂を「ガーネットサンド」と名付けた。そして、ガーネットサンドの形態や濃集する原因、ザクロ石や磁鉄鉱の供給源について、野外調査や顕微鏡観察、粒度分析、EPMAによる化学分析などにより明らかにしてきた。 また、産業技術総合研究所の中島隆博士より、瀬戸内海の周防八島にもザクロ石が濃集する砂が産出するという情報を得たので、この島でも調査を行い、鮫島海岸のガーネットサンドと比較対照させて研究を行った。 この結果、ガーネットサンドは、その形態や成因から風紋型、障害物型、斜面型、成層型の4種類があること、ザクロ石の主な供給源は、天竜川中流の領家帯の武節(ぶせつ)花こう岩や生田(いくた)花こう岩であること、一方、磁鉄鉱の主な供給源は、天竜川下流の荷鉾帯の蛇紋岩や橄欖岩などの超苦鉄質岩類であること、などを明らかにした。 部員たちが発見し、研究したこの砂には思い入れが強く、ガーネットサンドを構成するザクロ石や磁鉄鉱も硬度の高い鉱物であることから十分に勝ち残ることのできる砂であると確信している。 参考文献: 青島晃ほか(2011)遠州灘の海岸の砂に含まれるざくろ石の性質と起源の推定、伊那谷自然史論集、12、19-24 青島晃ほか(2016)遠州灘磐田市鮫島海岸で発見された「ガーネットサンド」に含まれる磁鉄鉱の起源、日本地質学会学術大会講演要旨、第123年学術大会(2016東京・桜上水)、R8-P-4、p. 454 |
応募者
?
代表砂を応募した個人・団体
|
|
---|---|
団体・個人HP | http://www.edu.pref.shizuoka.jp/iwataminami-h/home.nsf/SearchMainView/%E6%96%87%E5%8C%96%E9%83%A8%C2%A7%E5%9C%B0%E5%AD%A6?OpenDocument&Category=%E6%96%87%E5%8C%96%E9%83%A8&SubCategory=%E5%9C%B0%E5%AD%A6 |
?
応募者の甲子園にかける意気込み
|
ガーネットの硬度は7.5なので、すべらないこと間違いなしです!宜しくお願いします! |