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アプリケーションラボ(APL)

アラブ首長国連邦(UAE) 連邦気象・地震局(NCMS)からのAPL山形所長訪問について

2015/10/27

10月27日(火)、UAEのNCMSから、Omar Al Yazidi 様(the Director of Research and Development and Training)、Mohammed Al Muhairi 様(the Head of Media and Marketing)、Rashed Mohammed Al Shehhi 様(the Head of Development Operations Section)、Tareq Ghosheh 様(Senior Director of APCO Worldwide, Dubai Office)、横内陽子様(シニア・コンサルタント、APCO Worldwide) の5名が、当機構横浜研究所にお越しになり、APL山形所長を訪問されました。

UAEは降水強化に力を入れており、このための科学技術開発について世界から募集を今年度から開始し、来年度も引き続き募集がなされるということです。このため、世界の関係機関を訪問しており、今回、日本の大気・気象・水関連の最先端科学を研究する機関を訪問するために来日したそうです。

APLからは、毎月ホームページから発信しているグローバルな気候変動予測について説明したほか、アラビア半島で冬から春にかけて大雨をもたらすアラビア・サイクロンの研究や、領域大気モデルを用いた伊豆大島における人工降雨のシミュレーション研究などの紹介をAPLの研究者から行いました。

APLでは、グローバルに人々の生活に直接的な影響を及ぼす猛暑、厳冬、洪水、干ばつなどの異常気象や極端現象をもたらすエルニーニョ現象やダイポールモード現象など大気や海洋の変動を解明する研究とともに、社会活動や産業活動に貢献すべく、気候変動予測システムや大気・海洋環境変動予測システムの実用化を目指して活動を行っており、今後共、世界各地の関係機関とともに、気候変動のもたらす様々な課題に取り組んでまいります。