国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 調布航空宇宙センター

0.65m×0.55m小型低乱風洞

施設の概要と特徴

 本風洞は、気流の速度変動を極めて低く抑えることで、従来、精密流体計測を必要とする境界層遷移等の研究に使用されてきました。近年では気流乱れの小ささに加えて、手軽に試験を行えるサイズ、及び運転の容易さから無人航空機、自動車模型等の空力試験、感圧塗料などの先進流体計測技術の開発、風速計等の各種計測機器の検定にも多く利用されています。力、圧力計測、ホットワイヤ、スモークワイヤ計測、感圧塗料及びPIV等の光学流体計測に対応した計測部を用意しています。

施設の利用事例(または施設の適用分野など)

  • 低速域における空気力学の各種現象の研究

施設の所在地

東京都調布市深大寺東町7-44-1

0.65m×0.55m 小型低乱風洞

2m×2m低速風洞

施設の概要と特徴

 本風洞は、測定部断面が2m×2mの連続循環式風洞です。最大風速は67m/sです(模型を入れた連続運転時は最大60m/s)。この風洞は、航空機の離着陸時や低速飛行時の空力特性データの取得、低速域における空気力学の各種現象の研究等に用いられる設備です。この風洞では、6自由度を持つロボット型模型支持装置による静的・動的地面効果試験や、無響カ-トを使用した空力騒音試験が可能です。また、航空機が飛行中に突風を受けた際に航空機に加わる荷重や飛行運動を研究するための設備として、突風発生装置があり、特別な突風試験用カートを使用することにより、突風風洞としての機能も有しています。

施設の利用事例(または施設の適用分野など)

  • 航空機の離着陸時の空力特性データの取得
  • 低速域における空気力学の各種現象の研究
  • 空力騒音試験

施設の所在地

東京都三鷹市大沢6-13-1

2m × 2m 低速風洞

2m × 2m 低速風洞 外観

6.5m×5.5m低速風洞

施設の概要と特徴

 測定部断面が高さ6.5m、幅5.5mの連続循環式風洞で、航空機用としては我が国最大の風洞です。最大風速は70m/sです(模型を入れた連続運転時は 最大60m/s)。この風洞は、航空機の離着陸時や低速飛行時の空力特性データの取得、低速域における空気力学の各種現象の研究等に用いられます。風洞の測定部はカート式になっており、試験に適した模型の支持方法(ストラット支持/スティング支持)を選択できるほか、測定部を開放して試験を行うことも可能です(オープンカート)。付帯設備として、空気力測定のためのピラミッド天秤や、模型の姿勢を変更するためのターンテーブル装置等が用意されています。

施設の利用事例(または施設の適用分野など)

  • 航空機の離着陸時の空力特性データの取得
  • 低速域における空気力学の各種現象の研究

施設の所在地

東京都調布市深大寺東町7-44-1

6.5m × 5.5m 低速風洞

6.5m × 5.5m 低速風洞 外観