国立研究開発法人海洋研究開発機構は2020年に設置予定の「京」の後継機(ポスト「京」)を活用して国家的に取り組むべき社会的・科学的課題の解決に資するアプリケーション開発及び研究開発に取り組み、世界を先導する成果の創出をめざすため定められた9課題の一つとして重点課題④「観測ビッグデータを活用した気象と地球環境の予測の高度化」を推進しています。
地球温暖化の進行に伴い、局地的豪雨や巨大台風などの極端な気象現象が増加する可能性が指摘されています。ポスト「京」を駆使して高精度のシミュレーションと観測ビッグデータを最大限に活用することで、局地的豪雨をいち早く予測する技術を開発します。さらに数週間から数十年スケールの台風の発生や特性の変化を予測するシステムの技術開発を進めます。また人間活動に伴い大気中に放出されたエアロゾル(微粒子)やPM2.5などが気象や環境に与える影響を予測・監視するシステムの基盤技術を開発し、環境政策や防災、健康対策へ貢献することを目指します。
本シンポジウムでは課題の紹介及び、今後の研究の方向性等について発表・議論を致します。
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