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HPCI戦略プログラム分野3

事業概要

  HPCI戦略プログラム

  「HPCI戦略プログラム」とは、平成24年9月末から共用が開始されたスーパーコンピュータ「京」の能力を最大限に活用して世界最高水準の研究成果を創出するとともに、当該分野において計算科学技術推進体制を構築する取組を支援するために実施されるプロジェクトです。
  文部科学省は、次世代スーパーコンピュータ「京」の利用のあり方として、多様な研究者のニーズに応える利用形態(一般的利用)とともに、社会的・国家的見地から、特定分野の研究を戦略的、重点的に推進する戦略的利用を導入すべきとの提言を受け、スーパーコンピュータ戦略委員会において、次世代スーパーコンピュータ「京」の計算機資源を必要とし、かつ、社会的・学術的に大きなブレークスルーが期待できる分野(戦略分野)の検討を行い、以下の5つの分野を決定しました。

      分野1  予測する生命科学・医療および創薬基盤
      分野2  新物質・エネルギー創成
      分野3  防災・減災に資する地球変動予測
      分野4  次世代ものづくり
      分野5  物質と宇宙の起源と構造

  平成21年度に各戦略分野の戦略機関を公募し、戦略機関として行う活動の実施可能性調査(FS)を実施する機関を決定。その実施計画の評価を経て戦略機関を決定しました。各戦略機関は、平成22年度に準備研究を行い、平成23年度から本格実施(5年間)として、研究、開発に取り組んでいます。

2010.07.28
「次世代スーパーコンピュータプログラム」戦略機関の決定について
2010.01.22
「次世代スーパーコンピュータ戦略プログラム」実施可能性調査実施機関の決定について

  防災・減災に資する地球変動予測(分野3)

「HPCI戦略プログラム」の実施可能性調査(FS)を経て、戦略分野のひとつである「防災・減災に資する地球変動予測(分野3)」は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が代表機関として事業を進める事を決定しました。
  JAMSTECは全国の大学・研究機関等と共同で、戦略目標である「地球温暖化時の台風の動向の全球的予測と集中豪雨の予測実証、および次世代型地震ハザードマップの基盤構築と津波警報の高精度化」の実現に向け、世界最高水準の研究成果を創出するとともに、本分野における計算科学技術推進体制を構築することを目的として事業を推進しています。