「かいめい」は、海底資源の分布等海底の広域調査を効果的に行うとともに、鉱物・鉱床の生成環境を捉える総合的科学調査を可能とする最新鋭の研究船です。
最先端の調査機器を装備し、採取した試料を新鮮な状態で分析・解析できる洋上ラボ機能を有するとともに、汎用研究船としての機能を兼ね備え、気候変動研究、地震・津波に対する防災・減災研究にも貢献します。
海底下の構造を可視化する地殻構造探査は、従来の2次元探査の他に、初めて3次元探査を行います。目的に応じて以下の3つのモードから選択します。
[ストリーマーケーブル 3,000m×4本]
[ストリーマーケーブル 300m×20本]
[ストリーマーケーブル 12,000m×1本]
沖縄海域や伊豆・小笠原海域などに存在する熱水鉱床、北西太平洋に点在する海山に多く分布するコバルトリッチクラスト等のレアメタルの生成環境の解明に必要なこれらの海洋資源のサンプル採取のため、以下のサンプラーを使用します。
使用深度:~3,000m
コアリング長:30m(コア径φ60mm)
使用深度:6,000m
採取容量:1m3
シェル型と6本爪型の2種
12,000m 高強度繊維ロープ
パイプ長40m & 大口径コアラー(コア径110mmφ)
12,000m 高強度繊維ロープ
CTD・採水装置(12L×36本掛け)
海底映像観察、生物や鉱物資源等のサンプル採取に有効な 3,000m級のROVを常時装備します。
3,000m級ROV、マルチビーム音響測深機(12/50kHz)、多層式流向流速計(38/150kHz)、音響測位装置、船上重力計・磁力計、CTD・採水装置、試料分析・実験用機器、気象等大気観測機器、試料分析・実験用コンテナラボ
第1、第2、第3研究室、表層海水分析室、リサーチルーム、観測機器整備室
船体減揺装置、船内無線LAN