高圧実験水槽装置

概要

1. 設備の概要

この設備は水深約14,000mに相当する圧力までの深海環境を再現し、各種深海機器、各種材料に対する疲労試験、耐圧試験および作動試験等の実験ができます。

  • 本体水槽内有効寸法
    内径:約1.4m×高さ:約3m
  • 試験体収納カゴ有効寸法
    内径:約1.2m×高さ:約2.7m

※現在、設備の一部不具合により最大7,000m相当までの圧力試験としております。

2. 加減圧の仕様

最大圧力147Mpa
制御
最大圧力5Mpa以上の実験は自動または手動制御になります。
最大圧力5Mpa以下の実験は昇圧/降圧速度を指定できないので手動制御のみとなります。
加圧(昇圧)速度0.4~3MPa/min
減圧(降圧)速度0.4~3MPa/min
保持(保圧)時間0~5
加圧媒体真水(水道水)

3. 映像モニター装置

実験中の水槽内映像は、圧力100MPaまでは映像モニター装置(水中カメラ)により監視され、加圧試験中の映像画面を外部に出力して、試験中の映像画面を記録することができます。

4. 計測装置

実験中の加減圧及び保持データは、計測装置により自動的に記録することができ、試験結果データを出力することもできます。

利用分野

  1. 深海用機器の耐圧試験および作動試験
  2. 各種材料等の耐圧、疲労試験