20201105
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2020年11月 5日
国立研究開発法人海洋研究開発機構

海洋地球研究船「みらい」における食中毒の発生について

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永是)が所有する海洋地球研究船「みらい」において、11月2日夜から11月3日朝にかけて、複数の研究航海乗船者が体調不良を訴える事案が発生しました。これを受け、近隣医療機関にて受診を行ったところ、食中毒であることが確認されました。その後、静岡市保健所による船内検査等が実施され、4日にノロウイルスによる食中毒と判断されています。

  1. 第1報日時

    令和2年11月3日(火)午前8時頃

  2. 発生場所

    静岡県静岡市清水港
    停泊中の海洋地球研究船「みらい」船内

  3. 発生概要

    11月2日(月)に研究航海を終了し清水港に着岸中の海洋地球研究船「みらい」において、複数の研究航海乗船者に発熱、腹痛等の症状を訴える事象が発生。

  4. 発生状況(11月5日正午現在)

    研究航海乗船者(乗組員及び研究者等)70名のうち、34名が体調不良(重症者なし)。
    ・「みらい」乗組員 12名
    ・研究者等 22名
    静岡市保健所より食中毒(ノロウイルス)と判断されています。
    なお、11月2日に下船した乗船者の体調確認を含め、現在追跡調査を行っているところです。

海洋研究開発機構では日頃より安全管理体制の整備を推進しておりますが、このような事象が発生してしまい、関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。すでに静岡市保健所の指導を受けて、船内消毒と食料廃棄を実施し、船内での感染拡大防止の対策を講じております。今後原因を究明し、再発防止策を講じた上で、安全管理体制の強化に取り組んでまいります。