JAMSTEC
平成10年1月28日
海洋科学技術センター

海洋地球研究船「みらい」の減揺装置の故障について


  1.  海洋科学技術センター(理事長 平野 拓也)の海洋地球研究船「みらい」 は、1月26日13時52分、銚子沖南東の太平洋上の海域(図−1)にてマジェロ (マーシャル諸島)に向け航海中のところ、減揺装置(図−2)に付属する電線支持 装置(ケーブルベア:図−3)に異常が発生した。
    ケーブルベアは、95個のリンク(連接環)で構成されているが、リンクの一部が脱 落した。
    これにより警報が発生するとともに、減揺装置は自動停止モードに従い中央停止位置 で停止した。

  2.  故障の原因については現在調査中であるが、「みらい」には予備品を搭載し ており破損した部品については、マジェロで交換するため、1月27日に技術者を派 遣した。

  3.  今回の航海そのものには支障はないため、予定どおり慣熟訓練航海を行う。



      問い合せ先:海洋科学技術センター
      深海開発技術部 主幹 青木 太郎
      総務部普及・広報室  喜多河 康二
      電話:03−5765−7101(東京連絡所)