1. 状況
(ロ)トライトンブイ7号機について
トライトンブイ7号機(平成11年2月16日、北緯5度、東経147度に設置)は、設置点から5マイル以上南西方向に離れたことをむつ事務所で確認したことを先日報告しましたが、その後継続的に監視した結果、ブイの位置が安定しないため、漂流していると思われます。
(ハ)トライトンブイ8号機について
トライトンブイ8号機(平成11年2月18日、北緯2度、東経147度に設置)は、設置点から4マイル以上離れたことをむつ事務所(関根浜)にて確認しました。深度750mのデータによると、平成11年5月25日2時頃から752mを示していたデータが、750mより浅くなり、5月25日6時に666mとなりました。なお、データ通信は正常に作動していることを確認しています。
原因については、漁船等による曳航、ケーブルの破断が考えられますが、詳細については不明です。
現在、観測機材整備場(関根浜)にて、ブイデータ処理システムによる監視を継続中ですが、ブイの位置が安定しないため、漂流していると思われます。
2.今後の予定
(注) 4月23日9時ごろ第28トキワ丸から入った目撃情報では、「1.5マイルほど接近し、双眼鏡で観察したところ、タワー部が横倒れし、タワー頂部が海中に入っていた。また、別の日の夜間、他国の漁船がブイに繋留しているのを目撃したことがある。」とのことであった。