平成12年12月12日
海洋科学技術センター

深海巡航探査機「うらしま」海域試験の成果
-自律型無人機として、初の無線画像伝送の成功、世界最深記録更新-

 海洋科学技術センター(平野拓也理事長)は、深海巡航探査機「うらしま」にて、12月3日に駿河湾での実海域試験を行い、次世代型の自律型無人機として、世界で初めて水中TVカメラのカラー映像を超音波で水上の支援母船に伝送することに成功しました。また、水深1,000mを越える、1,753mの潜航に成功しました。
 本年度は、7月から11月にかけ合計18回の実海域試験を支援母船「よこすか」にて実施し、着揚収試験や光ファイバー通信および音響通信による潜航性能試験等を行いました。
 来年度以降も、試験深度を増加しながら、過酷な自然環境である北極圏や海底火山調査に使用できる技術開発ならびに実海域試験を行う予定です。

 

図1.「うらしま」の海域試験風景
図2.潜航中の「うらしま」から伝送されたカラー映像

資料1.「うらしま」の一般配置図
資料2.深海巡航探査機「うらしま」の海域試験構想

問い合わせ先        
:海洋技術研究部      
 青木、村島、中條     
 電話:0468-67-5568  
:総務部 普及・広報課   
 他谷、小林        
 電話:0468-67-3806