北極掘削航海(Arctic Coring EXpedition:ACEX)
における船団について

  Vidar VikingとOdenが2004年8月8日、トロムソ(ノルウェー)を出航。Sovetskiy Soyuzと合流した後、北極海ロモノソフ海嶺における掘削航海へ向かう。掘削を行うVidar Vikingを流氷から保護し、掘削中の定点保持を可能にするため、盾となるOdenはVidar Vikingの前方、Sovetskiy Soyuzはさらに1〜数km上流に位置取り、流氷を解体し、また、流氷がVidar Viking周辺に侵入するのを防ぐ。

・ Vidar Viking
  ノルウエーの掘削船(砕氷能力付き)で、ACEXにおける掘削任務を担当。船体に34mの掘削リグを掲載。
  船長:83.7m
  船幅:18.0m

・ Oden
  スウェーデンの砕氷船で、掘削船Vidar Vikingを氷から保護する任務の他、コンテナラボや試料冷蔵庫、科学計測機器を備える。
  船長:107.8m
  船幅:31.0m

・ Sovetskiy Soyuz
  ロシアの砕氷船で、Vidar Vikingを氷から保護する任務を担当。世界で最も大型クラスの砕氷船で、厚さ2〜3mの氷を時速3knotで進む能力がある。
  船長:148.0m
  船幅:30.0m


詳細は、ECORDウェブサイト内ACEXのページを参照。 http://www.ecord.org/acex/acex.html