平成16年11月17日
海洋研究開発機構

トライトンブイ9号機の通信途絶について

1. 状 況

  独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)のトライトンブイ(海洋観測ブイ)9号機(平成15年11月15日、南緯0度、東経147度に設置:図1)は、平成16年11月7日午前7時6分、メイン送信機位置データの送信を最後に通信が途絶しました。
また、その後、非常用送信機(隔日受信)により、位置確認を行っていましたが、これについても受信レベルが徐々に低下し、11月8日午後9時46分の受信を最後に通信が途絶した状況です。
  通信復旧の可能性もあり、継続監視を行っておりましたが、今日現在復旧していない状況です。
  送信機位置データの途絶時の位置情報から、ブイは定位置にあるものと判断しておりますが、念のため、本日11月17日に海上保安庁海洋情報部へ周囲の船舶に対して注意を喚起するよう依頼しました。

2.今後の予定

  当該ブイの状況確認と新たな非常用送信機の装着のため、当機構の海洋地球研究船「みらい」が、11月17日午後3時10分に当機構むつ研究所を出航しました。現地到着は12月8日の予定です。
定位置で発見された場合には、非常用送信機を装着した後、位置情報を監視しながら、ブイに内蔵している記録装置により現地にて観測を継続する予定です。
  なお、当該ブイの回収・交換は、当該ブイも含めた1〜9号機について元々予定していた来年1月に実施する予定です。
(日時は全て日本時間)
参考 トライトンブイシステム

問合せ先

海洋研究開発機構 海洋工学センター 研究支援部 研究調整グループ 担当 田中、山口
TEL 046-867-9861
総務部普及・広報課 担当 高橋、五町
TEL 046-867-9066