平成16年12月16日
海洋研究開発機構

深海巡航探査機「うらしま」の海域試験のお知らせ

 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、開発中の深海巡航探査機「うらしま」について、今月19日より駿河湾において、世界で初めての燃料電池を用いた300km自律航走試験を実施いたしますのでお知らせします。

試験目的:
(1) 機体に内蔵したコンピュータにより予め設定したシナリオに従い、自分の位置を計算しながら自律航走する制御システムの確認を行う。
(2) 動力源として搭載している燃料電池の限界性能試験を行う。
試験期間: 12月19日(日)〜25日(土)
出航: 12月19日(日)午前8:00に当機構横須賀本部岸壁
試験: 12月20日(月)〜24日(金)
帰港: 12月25日(土)午前9:00に当機構横須賀本部岸壁
試験海域等:
(1) 駿河湾中央部の清水港沖と松崎港沖の25km離れた2点を6往復して300kmを走る計画である。(別紙)
(2) また、試験深度800m、速力約3ノット(時速約5.4km)にて巡航する予定である。
(3) 今年6月に300km航走の試験を実施したが、台風4号の影響で220kmを航走した時点で断念しており、今回は再試験という事になる。

<参考>

問い合わせ先
 海洋研究開発機構
 海洋工学センター海洋技術研究開発プログラム 担当 青木、百留
 TEL046-867-9370、9379 FAX046-867-9375
 総務部普及・広報課 担当 高橋、五町
 TEL046-867-9066 FAX046-867-9055