平成17年8月16日
海洋研究開発機構
高知県室戸岬沖「海底地震総合観測システム」の一部障害について
(お知らせ)
1.状況
 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)が運用している海底ケーブルを利用した高知県室戸岬沖「海底地震総合観測システム」(平成9年3月設置、 図1参照)は、平成17年8月16日午前7時37分から、沖合約100kmに設置してある海底地震計1(設置水深 2,087m)、津波計1(設置水深 2,308m)および先端観測装置(水温、塩分、深度、流向・流速、層流別流速、設置水深 3,303m)からのデータ取得が中断しています。なお、沖合約70kmに設置してある同システムの海底地震計2(設置水深 1,267m)、津波計2(設置水深1,507m)については、正常に稼動しています。

2.原因
 詳細については現在調査中ですが、陸上からの給電電圧値が低下していることから、津波計2と海底地震計1の間で、給電線に障害が発生したものと推定されます。

3.今後の予定
 現在稼働中の海底地震計2、津波計2による観測を継続するとともに、障害箇所の特定、および障害修理の検討を進めます。

参考
高知県室戸岬沖「海底地震総合観測システム」概要図

 
問合せ先
海洋研究開発機構海洋工学センター海洋技術研究開発プログラム
海底観測ネットワーク技術研究グループ 担当:浅川 賢一、満澤 巨彦
 TEL 046-867-9364
経営企画室報道室長 大嶋 真司
 TEL 046-867-9193