平成17年9月16日
海洋研究開発機構
トライトンブイ5号基の漂流について
 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、トライトンブイ5号基が漂流していることを、本日確認しましたのでお知らせします。
1.現在の状況
 9月16日9時現在、ブイは南緯2度、東経156度の地点(別紙1)から、0.1〜0.2ノット程度の速さで南東方向へ移動しています。送信機により、常時ブイの位置の計測は継続中です。

2.推定原因
 9月10日頃よりトライトンブイの水深データが異常な動きをしていた。9月14日頃より水深データが一定すると共に、位置データが変位していることから、深度センサー下部のナイロンロープが切断され漂流中であると推定される(別紙2)。尚、切断の原因は漁船等による係留等が考えられるが、詳細は不明である。

3.今後の予定
 海上保安庁に、周囲の船舶に対して注意を喚起するよう本日依頼した。
 現在のところ、漂流先に障害となるもの又は被害を与える恐れのあるものは無く、漂流状況の監視を続けるとともに、当機構の調査船もしくは傭船を使い回収することを検討中です。

 
問い合せ先
海洋研究開発機構
 海洋工学センター研究支援部観測ブイグループ 黒田 山口
 TEL 046-867-9912
 経営企画室 報道室 大嶋 五町
 TEL 046-867-9193