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プレスリリース

2019年 7月 2日
茨城大学
国立研究開発法人海洋研究開発機構
東京大学

小惑星が外惑星領域から移動してきたことを初めて実験データで証明
隕石中の炭酸塩鉱物からドライアイスの存在量と小惑星が生まれた場所の推測に成功

茨城大学理学部の藤谷 渉 助教、マックス・プランク化学研究所(ドイツ)のペーター・ホッペ シニアリサーチサイエンティスト、海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所の牛久保 孝行 技術研究員、東京大学大気海洋研究所の佐野 有司 教授らによる国際研究チームは、隕石の炭酸塩鉱物からもとの小惑星に含まれていたドライアイス(固体二酸化炭素)の存在量を推定しました。そのデータをもとに、現在小惑星帯に集中している小惑星の一部がもとは太陽系の外惑星領域(木星軌道の外側)で形成され、その後現在の軌道へ移動した可能性が高いことを、世界で初めて実験データによって明らかにしました。

この成果は、国際的な学術誌「Nature Astronomy」に2019年7年2日(日本時間)に掲載されました。

詳細は茨城大学のサイトをご覧下さい。

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋科学技術戦略部 広報課
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