1. 状況
海洋科学技術センター(理事長 平野拓也)は、 平成16年1月26日に漂流を確認したトライトンブイ(海洋観測ブイ)16号機(平成15年6月20日、北緯2度、東経130度、水深4,431mに設置)を、1月31日午前5時54分、モロタイ島の北北東約80km(北緯3度10分、東経129度03分)の海域で目視確認した後、午前9時08分、同海域において当センター所属の支援母船「よこすか」により回収いたしました。
2. 回収したブイの状況
回収したブイについて、本体は軽微な損傷はみられるものの、おおむね良好な状態にありますが、漁船等の係留または漁のためのロープ約15mが結び着けられていました。ブイ係留索は、ブイ直下より約1,350mのナイロンロープ部分で破断していました。破断の原因としては、船の係留または漁のためのブイ本体の曳航により係留索に過大な力がかかり、破断したものと推測されます。
3. 今後の予定
再設置は本年6月のトライトンブイ設置・回収航海(海洋地球研究船「みらい」)にて行う予定です。
4. その他
当該ブイの回収完了により、他船舶との衝突等航路障害の恐れが無くなった旨を海上保安庁海洋情報部に通報しました。(1月31日)
(日時は全て日本時間)
問合せ先
海洋科学技術センター
研究業務部 計画調整課 田代、伊藤(電話: 046-867-9872)
総務部 普及・広報課 鷲尾、金井(電話: 046-867-9066)
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