「みらい」北極航海レポート

2008年9月21日(日) アラスカ夏時間

氷上のアザラシ

遊泳中のアザラシ

いま流れてくる氷に、白く厚い氷はほとんど見られない。どこかしら融けて穴が開いたものばかりだ。そんな氷の上にアザラシを発見した。元は大きな白い氷だったと思うが、中央が融けてプールのようになっている。船とすれ違う短い時間に、前足で体を引っ張るようなあの独特の歩き方と、流暢な遊泳を披露してくれた。


アザラシ

今日は北極海のシベリア側に向けて、西へ航行した。しばらく氷の無い景色が続いた後、だんだんと小さな氷が現れていき、日付変更線の手前で列を成していた。東から流れてきた氷が集まる場所なのだ。いったん引き返し、引き続きアラスカ側を観測することになった。その帰り道で見つけたアザラシだ。



(「みらい」北極航海取材チーム 広報乗船者 米本)