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西之島の活動を注視せよ!航海レポートをツイートします

2020.12.11

JAMSTECと東京大学地震研究所、神戸大学らの研究チームは深海調査研究船「かいれい」に乗り込んで12月15日(火)から小笠原諸島の沖合にある西之島への調査に出航します。
島に上陸はできませんが、周辺海域を調査することによって、最近の西之島の噴火様式の変化、火山灰の成分変化、今後の西之島の活動経過等を知るのが目的です。
この航海の様子や調査に参加する研究者の洋上での活動を随時にレポートしていく予定です。
#西之島」の調査を覗いてみましょう!

【調査航海リーダーの田村芳彦上席研究員に意気込みを伺いました】

【西之島とは?】
2013年から噴火が始まり、島の面積拡大を続けることで注目を集める西之島。横須賀市のJAMSTECから南へ約900 km、調査船が2日かけてようやく辿りつく絶海の孤島です。これまでJAMSTECはこの西之島に注目して調査研究を行ってきました。それは、西之島での噴火が大陸の作り方を再現しているのではないかと考えられているからです。
では、西之島で大陸が作られていると考えられているのはなぜでしょうか?(その理由は、海底火山研究グループ「西之島」ページへ

【航海の概要】
深海調査研究船「かいれい」
かいれい

◆期  間:2020年12月15日(火)JAMSTEC横須賀本部出港~12月29日(火)JAMSTEC横須賀本部入港(予定)

◆目  的:火山及び地球変動要因としての地球内部活動の状況把握と変動予測を実施するため、伊豆・小笠原弧、特に現在活動中の火山である西之島とその周辺を調査する。

◆調査海域:伊豆小笠原弧での西之島および父島周辺海域広域図

左の赤枠が西之島火山噴火調査・海底調査の範囲。(西之島海域に向かう途中)右の赤枠の海域で小笠原海溝の反射法地震探査を行う。

◆調査手法:海底火山の活動履歴、過去の噴火様式等の状況を把握するため、西之島とその周辺において次の3つの手法で調査を行う。

1)海底地震計(OBS)の設置、空振観測、熱赤外観測等の地球物理学的観測を実施し、マグマ供給系の活動や構造を解明する。

2)ウェーブグライダーを用いた火山モニタリング、ドローンや採泥器による火山灰採取を実施し、西之島火山の地質・岩石学的研究から過去の噴火履歴とその詳細を解明する。

3)父島沖海域で2次元構造探査を行って、伊豆小笠原弧で生成されている大陸地殻とマントルとの関係を解明する。

★参考リンク
・JAMSTECトピックス コラム(2020年8月6日)
「西之島の今後の活動を注視する」(海域地震火山部門 田村 芳彦 上席研究員)

・マグマをめぐる冒険(田村芳彦 上席研究員)講演会「もっと知ろう、おもしろ海の火山学」(2020年2月23日開催)

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