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海と地球の“深”知識

知っていたらスゴイ…! 「北極点」で「南に進め」と言われたら「どの方向」に進むのが正解?

気になる答えは?

──グリニッジ子午線、ですか?

菊地:正解です! 「南」とは、「12時に太陽がある方向」という定義の仕方がありますよね。私たちが行くのは白夜の時期が多いので、太陽は沈まずにグルグルと地平線上を回っています。どの時間帯を使うかが肝になるのですが、国際的な観測航海と同様に、特に北極点付近では時刻として世界標準時を使います。そのため12時には太陽がグリニッジ子午線の方向にあるのです。だから、便宜上、そちらを「南」と呼んだわけです。

この決め方だと、東経90度側が「東」、西経90度側が「西」になるので、その点でもわかりやすいですよね。もっともどちらの方向に向かってまっすぐ進んでも、ずっと行けば南極点に着きます。正しくは、北極点では東も西も北もなく、全方向が南です。今回の話はあくまで現場での便宜上のことです(笑)。

取材・文:岡田仁志

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