私たちは地球システムモデル(Earth system model, ESM)と呼ばれるシミュレーションモデルに関わる研究開発を行っています。このモデルは、大気・海洋・陸域における物理現象を中心に取り扱う気候モデルを核とし、さらに炭素循環をはじめとする地球表層物質循環や、それに関わる生物・化学的なモデルも統合したものです。
このモデルを用いることで、気候変動と生態系・物質循環の間の相互作用やそれらに対する人間活動の影響等を包括的に取り扱うことができ、過去から現在までの地球環境の変動の理解や、温暖化をはじめとする将来の予測を行うことが可能になります。
より具体的に言えば、地球システムモデル開発応用グループでは以下のような研究開発を行っています(図も参照)。
これらの研究を、地球環境部門の他グループや他機関の専門家と連携しながら取り組んでおり、国際プロジェクトへの参加などを通じてIPCCやSDGsへの貢献を行っていきます。