2013年12月20日
和田 英太郎 JAMSTECフェローが平成25年秋の受勲において、瑞宝中綬章を受章いたしました。
この勲章は国家または公共に対して功労があるものを対象として、公務等に長年にわたり従事、成績を挙げた方に授章されるものです。
2013年12月11日
NHKスペシャルシリーズ「深海の巨大生物」が第61回菊池寛賞を受賞し、海洋・極限環境生物圏領域の藤原義弘チームリーダーがJAMSTEC代表として受賞式に参加いたしました。
この賞はNHKスペシャル シリーズ「深海の巨大生物」に対して贈られ、国立科学博物館およびJAMSTECとの十余年の調査の後に協力を経て、世界で初めて伝説のダイオウイカの撮影に成功したこと、また、深海の生物の映像を広く紹介し、国民的関心を呼んだことが評価されたことによるものです。
2013年11月29日
西川 悠 特任技術研究副主任(地球情報研究センター)が、2013年度水産海洋学会若手優秀講演賞を受賞いたしました。
この賞は、本学会において講演/説明する口頭発表とポスター発表において、内容と提示・説明方法に優れた講演に贈られるものです。
表彰式は、2013年度水産海洋学会会期中に行われました。
山崎 哲 研究員(地球シミュレータセンター シミュレーション応用研究開発プログラム 観測システム設計手法開発研究チーム)が、2013年度日本気象学会山本・正野論文賞を受賞しました。
山本・正野論文賞は、基礎研究・応用技術開発を問わず、新進の研究者・技術者による優秀な論文に贈られる賞です。授賞式は、日本気象学会秋季大会会期中の11月20日に仙台国際センターにて行われました。
ブロッキング高気圧による移動性高気圧の選択的吸収
青(赤)線は移動性高(低)気圧起源粒子の5日間の流跡線を示す。渦と渦の相互作用によって、青粒子のみがブロッキング高気圧(太平洋東部での亜熱帯気団の張り出し)に吸収され、赤粒子はブロッキングから遠ざけされながら下流に流される様子が示される。コンターは1996年3月1日00UTC対流圏上層での8日low-pass成分ポテンシャル渦度を示している(低い値が亜熱帯気団,高い値が極気団を示す)。
野中正見チームリーダー(地球環境変動領域)が、2013年度日本気象学会堀内賞を受賞いたしました。
この賞は主に気象学の境界領域・隣接分野あるいは未開拓分野における調査・研究・著述等により、気象学あるいは気象技術の発展・向上に大きな影響を
与えている者に贈られる賞です。
表彰式は、日本気象学会秋季大会会期中の11月20日に仙台国際センターにて
行われました。
2013年11月19日
竹谷 文一 主任研究員(地球環境変動領域)が、2013年度大気化学研究会奨励賞を受賞いたしました。
この賞は、大気化学の分野において優れた研究を行った37歳以下の会員に贈られるものです。
表彰式は、第19回大気化学討論会会期中の11月7日に行われました。
2013年10月28日
諸野 祐樹 主任研究員(高知コア研究所 地下生命圏研究グループ、サブリーダー)が、極限環境生物学会研究奨励賞を受賞しました。
この賞は、極限環境生物分野で、新しい科学または技術の芽を作った若手研究者に贈られるものです。授与式及び受賞講演は、平成28年10月27日(日)に極限環境生物学会年会にて行われました。
2013年9月11日
松本 淳 チームリーダー、荻野 慎也 主任研究員、遠藤 伸彦 技術研究副主幹(地球環境変動領域)がベトナム天然資源環境省(MONRE)より表彰状とメダルを授与されました。
本表彰は、ベトナム天然資源環境省傘下の水文気象局(NHMS)を通じた水文気象学・水文気候学分野の研究により、ベトナムでの天然資源環境研究に多大な貢献をしたことによるものです。
2013年8月30日
山形 俊男 上席研究員(アプリケーションラボ)が、2013年8月13日にフランス政府の発令により、フランス海洋アカデミー(Académie de marine)の外国人連携会員に選ばれました。現在、アカデミーの外国人連携会員は14名で、アジアからの選出は、山形上席研究員が初めてとなります。
フランス海洋アカデミーの会員は海洋各分野における顕著な業績を挙げた人から、フランス国籍の会員(78名)、外国人連携会員(最大20名まで)、名誉会員が選ばれます。フランス国籍会員は1. 海軍、2. 商船・漁業・レジャー、3. 科学技術、4. 航海と海洋学、5. 海洋歴史・文学・芸術、6. 海洋法と経済の6分野のそれぞれに分類されます。外国人連携会員は分類されませんが推薦は各分野からなされ、山形 上席研究員は海洋学分野から推薦されました。
2013年8月23日
海洋・極限環境生物圏領域の金子 雅紀 ポストドクトラル研究員と板橋 悠 研究生が、第31回有機地球化学会シンポジウムで、それぞれ有機地球化学会奨励賞(田口賞)と最優秀ポスター発表賞を受賞いたしました。
金子ポストドクトラル研究員が受賞された有機地球化学会奨励賞(田口賞)は、若手研究者の奨励を目的とした賞です。
受賞理由は「堆積物中の微生物バイオマーカーの炭素・水素同位体比の研究」が高く評価されたためです。
板橋研究生が受賞された最優秀ポスター発表賞は、「同位体を用いた新石器時代人の食性と生業の解明―有機地球科学的手法の考古学研究への応用―」が評価されたことによるものです。
2013年8月16日
宮川 拓真 研究員、竹谷 文一 主任研究員(地球環境変動領域)が、第27回(2013年度)独創性を拓く先端技術大賞の企業・産学部門で特別賞を受賞いたしました。
この賞は「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若手研究者、技術者に贈られるものです。
表彰式は、2013年7月23日に明治記念館にて行われました。
2013年6月18日
松野 太郎 地球環境変動領域 特任上席研究員(JAMSTECフェロー)が平成25年度(第22回)ブループラネット賞を受賞することになりました。
ブループラネット賞は、地球環境問題の解決に関して社会科学、自然科学/技術、応用の面で著しい貢献をされた個人、または組織に対して贈られるものです。
2013年10月30日(水)にパレスホテルにて表彰式典、翌10月31日(木)に国際連合大学にて記念講演会が開催されます。
2013年5月28日
河野 健 プログラムディレクター(地球環境変動領域)が、
平成24年度海洋理工学会業績賞を受賞いたしました。
この賞は、海洋学及び海洋理工学に関する優秀な技業績を挙げた会員に贈られるものです。
表彰式は、2013年5月17日に海洋理工学会平成25年度春季大会にて行われました。
川口 勝義 グループリーダー、荒木英一郎サブリーダー、
金田義行プロジェクトリーダー(地震津波・防災研究プロジェクト)が
平成24年度海洋理工学会論文賞を受賞いたしました。
この賞は、学会の通常会員が表彰の時期から2年前までに
刊行された学会誌に発表した原著論文を対象に、海洋学及び
海洋理工学に関する優秀なものが毎年1編選ばれ、表彰されるものです。
表彰式は、2013年5月17日に海洋理工学会平成25年度春季大会にて行われました。
2013年5月28日
海洋・極限環境生物圏領域の窪田高秋研究員が、第20回記念シンポジウム「モレキュラー・キラリティー2013」でポスター賞を受賞しました。
本シンポジウムは、キラル化合物の薬理・毒性・体内動態、キラル分析、キラル検出、光学分割、不斉合成、キラル材料、不斉の起源、
キラル化合物の工業的生産など、「モレキュラー・キラリティー」に関連する分野横断的な研究発表・情報交換の場として開催されています。
2013年5月14日
第54回科学技術映像祭において、JAMSTECから出品した『ピカソ 深海を撮る ~無人探査機PICASSO 開発の軌跡~』が、文部科学大臣賞(研究開発部門)を受賞いたしました。
科学技術映像祭は、優れた科学技術に関する映像を選奨し、科学技術の普及と向上を図ることを目的として開催されています。
「自然・くらし部門」「研究開発部門」「科学技術教養部門」の3部門で構成され、上記作品は、出品47作品の中から「研究開発部門」の文部科学大臣賞に選ばれたものです。
授賞式は2013年4月19日に東京・北の丸公園の科学技術館で行われました。
なお、『ピカソ 深海を撮る ~無人探査機PICASSO 開発の軌跡~』は、JAMSTECチャンネル(YouTube)にて、全編を公開しています。
2013年5月10日
海洋・極限環境生物圏領域の大河内 直彦 プログラムディレクターが第28回海洋化学学術賞を受賞いたしました。
海洋化学学術賞は、一般財団法人海洋化学研究所の創設者である石橋雅義先生を記念して制定されました。海洋化学の分野で顕著な功績のあった者、または海洋化学の進歩に寄与する優れた研究をなし、さらに将来の発展が期待できる者に授与されます。
授与式および授賞記念講演は、2013年4月27日に京都大学百周年時計台記念館にて行われました。
2013年5月10日
海洋・極限環境生物圏領域のFrederic Alain Sinniger Hariiポストドクトラル研究員が、笹川科学研究助成の平成24年度笹川科学研究奨励賞を受賞することとなりました。
笹川科学研究助成は、新規性、独創性または萌芽性をもち、発想や着想に意外性をもった研究に視点をあて、優れているが他からの助成が受け難い研究を掘り起こすことにより、科学・技術研究の次代を担う人材を育成し、科学・技術研究の振興を図ることを目的と
しています。その中から若手研究者のエンカレッジを目的として奨励賞は創設されており、単に研究の内容や成果だけに捉われることなく、研究に取り組む真摯な姿勢や、研究遂行のための努力など、研究者の資質という面も評価しています。
授賞式は、2013年4月26日に平成24年度笹川科学研究奨励賞受賞研究発表会にて行われました。
2012年4月26日
平成24年度第7回科学技術の「美」パネル展でJAMSTECの5作品が最優秀賞、優秀賞を受賞いたしました。
このパネル展は科学技術団体連合が主催し、研究などの過程や成果で得られた写真や画像で、一般の方が普段見ることができない現象など感動を与える要素が含まれ、科学技術に興味関心を持っていただける作品を募集するものです。
採用された作品は全国各地で巡回展示され、一般市民の皆様の投票により優秀作品が選ばれました。
【受賞作品】
《最優秀賞》
「燃える赤道の空と海」
柏野 祐二 技術研究主幹(地球環境変動領域)
《優秀賞》
「地球のマントル、地下深くの流れ」
吉田 晶樹 主任研究員(地球内部ダイナミクス領域)
「氷河表面の水流跡」
紺屋 恵子 研究員(地球環境変動領域)
「深海ロープのゆりかご」
藤原 義弘 チームリーダー(海洋・極限環境生物圏領域)
「深夜の路傍の花」
有人潜水調査船「しんかい6500」第31潜航
2013年4月11日
石川 洋一 グループリーダー(地球情報研究センター)が平成24年度(第45回)日本原子力学会賞 論文賞を受賞しました。
この賞は、原子力平和利用に関して学術的・技術的に寄与度が高い優秀な論文に贈られるものです。
2013年2月13日
木戸 ゆかり 技術主任(地球深部探査センター)が2013年第18回日本地層評価シンポジウム(JFES)での最優秀論文賞を受賞しました。
本シンポジウムは、国際石油物理学・検層解析学会(SPWLA)の日本支部が開催され、全23論文の中から選ばれました。受賞内容は、JFAST (Japan Trench Fast Drilling Project)の成果の概要と、「ちきゅう」による掘削孔内検層による断層評価の概要を報告したものです。7,000 m近い水深下で、地震直後という時間的な制約の元での調査は、困難な条件下での成果のみならず、社会的にも重要な課題に取り組んだとして、受賞しました。
2013年1月8日
松田 景吾 研究員(地球シミュレータセンター シミュレーション高度化研究開発プログラム)らの研究グループが、第26回数値流体力学シンポジウムにおいて、ベストCFDグラフィックスアワード 最優秀賞を受賞いたしました。
また、松岡 大祐 研究員(地球シミュレータセンター シミュレーション高度化研究開発プログラム)らの研究グループも、同優秀賞を受賞いたしました。
本シンポジウムでは、講演予稿集に掲載された講演予稿の中で研究内容が優秀であり,さらにその研究内容をよく反映していると認められる数値流体シミュレーションの可視化画像2枚に対して、それぞれ最優秀賞および優秀賞が授与され、地球シミュレータセンターの研究グループがワンツー受賞いたしました。
高解像度雲シミュレーションデータの
レイトレーシング法による可視化:
水滴のサイズごとの散乱方向・散乱強度の違いを考慮して可視化することにより、目視観察と同様の明暗を再現しました。
また、本画像はステレオグラムになっており、左右の図はそれぞれ右目と左目からの視野に対応しています。
交差法による裸眼立体視(目の焦点をずらし、右目で左図,左目で右図を見る)を行うことで、積雲の分布を3次元的に把握することができます。