2015年12月21日
稲垣 史生 研究所長代理(高知コア研究所 地球深部生命研究グループ、兼務:海底資源研究開発センター 地球生命工学グループ)が、2015年の米国地球物理学連合(AGU)で「平朝彦国際深海科学掘削研究賞」(The Asahiko Taira International Scientific Ocean Drilling Research Prize:略称The Taira Prize)を受賞しました。
本賞は、海洋掘削科学を通じた分野横断的研究における優れた業績や貢献が認められた若手・中堅研究者を対象に贈られるものです。第一回目となる授与式及び招待記念講演は12月14日からサンフランシスコで開催されたAGU Fall Meetingにて行われました。
2015年11月30日
中嶋 亮太 ポストドクトラル研究員(海洋生物多様性研究分野)が日本サンゴ礁学会より、川口奨励賞を受賞しました。
この賞は、サンゴ礁研究において顕著な学術業績を挙げた若手の日本サンゴ礁学会会員の中から研究の独創性・革新性・波及効果および学会活動への貢献について特に優れた者に授与されるものです。
2015年10月02日
矢吹 裕伯 主任技術研究員(地球表層物質循環研究分野)が、2015年度日本雪氷学会技術賞を受賞いたしました。
この賞は、雪氷学の発展に貴重な貢献を与える研究を行った日本雪氷学会正会員に贈られるものです。
授賞式は、雪氷研究大会会期中の9月15日に信州大学松本キャンパスにて行われました。
2015年10月02日
今井 健太郎 技術研究員(地震津波海域観測研究開発センター)が自然災害学会学術奨励賞を受賞いたしました。
今井技術研究員らは、津波浸水マップのような多義的な性格を持つハザードではなく、潜在的な被害の可能性を明示することの方が、より個々の防災行動に寄与するとの立場に立ち、津波被害予測マップとその作成手続きを提案しました。今後の検証が望まれる点は残されているものの、被害予測マップの考え方は災害対応を促すための情報に新しい視点を提供するものであり、学術的にも高く評価されました。受賞式は2015年9月25日に開催された第34回日本自然災害学会学術講演会総会(於:山口大学)において行われました。
2015年09月01日
高木 悠花 研究生(地球環境観測研究開発センター)、元木 香織 研究生(深海・地殻内生物圏研究分野)が、海洋若手会主催「2015年度 海洋若手会・夏の学校」において口頭発表を行い、それぞれベスト発表賞を受賞しました。
海洋若手会の夏の学校は、大学院生やポスドクなどの若手研究者を対象に海洋学及び関連分野について学び、親睦を深める場とした合宿形式のセミナーです。
昨年から海洋物理学分野だけでなく、化学や生物分野からの参加も始まり、活発に活動する若手会の1つです。
2015年08月21日
菅原 春菜ポストドクトラル研究員(生物地球化学研究分野)が2015年8月16日〜21日にプラハで開催されたGoldschmidt 2015で
The Geochemical Journal Award 2015を受賞いたしました。
この賞は2014年にGeochemical Journal誌上に発表された研究論文の中から、特に独創的かつ科学的に優れた研究に贈られるものです。
授賞式は、Goldschmidt 2015の会期中である8月20日に行われました。
2015年07月28日
松岡 大祐 技術研究員(地球情報基盤センター 先端情報研究開発部 情報・計算デザイン研究開発グループ)が、可視化情報学会第26期学会賞(奨励賞)を受賞いたしました。
この賞は、可視化情報に関する学術・技術の進歩発展に貢献し、将来この分野で独創的で優れた業績が期待される若手の研究者、技術者に贈られるものです。
授賞式は、2015年7月21日に開催された可視化情報学会第27期通常総会(於:工学院大学)において行われました。
2015年07月27日
稲垣 史生 研究所長代理(高知コア研究所、兼務:海底資源研究開発センター 地球生命工学グループ)が、2015年の米国地球物理学連合(AGU)「平朝彦国際深海科学掘削研究賞」(The Asahiko Taira International Scientific Ocean Drilling Research Prize:略称The Taira Prize)を受賞しました。
本賞は、海洋掘削科学を通じた分野横断的研究における優れた業績や貢献が認められた若手・中堅研究者を対象に贈られるものです。第一回目となる授与式及び招待記念講演は12月にサンフランシスコで開催されるAGU Fall Meetingにて行われます。
2015年07月22日
木下圭剛ポストドクトラル研究員(海洋生命理工学研究開発センター)が、2014年7月17日に神戸で行われた第61回高分子研究発表会(神戸)において、エクセレントポスター賞を受賞しました。
この賞は、第61回高分子研究発表会(神戸)にて発表を行った若手研究者を対象に、優れた発表に対して贈られるものです。
2015年07月13日
高木 悠花 研究生(地球環境観測研究開発センター 海洋生態系動態変動研究グループ)他4名が、2015年6月26日~28日に開催された日本古生物学会2015年年会において、優秀ポスター賞を受賞いたしました。
本ポスター賞では、全ポスター発表52件の中から高木研究生らを含め優秀なもの3件が選ばれました。
2015年06月18日
川原 慎太郎 技術研究員、大西 領 主任研究員(地球情報基盤センター)、後藤 浩二 氏(NEC)、高橋 桂子 上席研究員(地球情報基盤センター)が、2015年6月8日〜10日に開催された第20回計算工学講演会にてグラフィックスアワード特別賞(MicroAVS賞)を受賞いたしました。
この賞は、計算工学講演会論文集に掲載された論文に含まれるコンピュータグラフィックスのコンテンツのなかから、優秀と認められるものに贈られるものです。
授賞式は、講演会期間中の2015年6月9日に行われました。
2015年06月05日
Chong Chen ポストドクトラル研究員(深海・地殻内生物圏研究分野)が、2015年6月1日〜4日に香港で行われたInternational Conference on Biodiversity, Ecology and Conservation of Marine Ecosystems 2015 (BECoME 2015)において、ベストオーラルプレゼン賞を受賞いたしました。
この賞は、BECoME 2015 にて発表を行った学生を対象に、優れた発表に対して1名のみに贈られるものです。
2015年06月04日
平 朝彦 理事長および秋元 肇 JAMSTECフェローが、2015年度の「日本地球惑星科学連合フェロー」として顕彰されました。
「日本地球惑星科学連合フェロー」とは、地球惑星科学の発展に著しい貢献をした方、もしくは日本地球惑星科学連合の活動に顕著な貢献をし、日本の地球惑星科学の発展あるいは地球惑星科学の知識普及に貢献した方に対し、日本地球惑星科学連合より贈られるものです。
2015年06月03日
有吉 慶介 技術研究員(地震津波海域観測研究開発センター)、堀 高峰 主任研究員(地震津波海域観測研究開発センター)、中田 令子 特任技術研究員(地震津波海域観測研究開発センター)、金田 義行 招聘上席技術研究員(地震津波海域観測研究開発センター)らが2014年度地震学会論文賞を受賞いたしました。
本研究では、研究対象を沈み込みプレート境界の深部で発生する超低周波地震に限定することによって実際の現象に即したスケールでのシミュレーションを可能とし、巨大地震発生サイクル中での発生様式の変化という観測可能な指標を提示することに成功しています。
こうしたアプローチは地震学におけるシミュレーション研究の今後の方向性の一つを示したものとして高く評価され、2014年度の「日本地震学会論文賞」を受賞いたしました。
2015年05月12日
新井 和乃 ポストドクトラル研究員(地震津波海域観測研究開発センター 海底地質・地球物理観測研究グループ)が、日本堆積学会2015年論文賞を受賞いたしました。
本論文は、2011年3月の東北地方太平洋沖地震直後の海底観測データおよび海底堆積物の観察結果から、津波起源のタービダイト形成を世界で初めて観測・報告した論文であり、今後の地質記録の解釈や地震・津波履歴の復元に貢献する重要な成果として評価され、論文賞を受賞しました。
2015年04月28日
高木 悠花 研究生(地球環境観測研究開発センター 海洋生態系動態変動研究グループ)が2015年2月22日〜27日にスペインのグラナダで行われたASLO2015においてASLO2015 Outstanding Student Presentation Awardを受賞いたしました。
この賞は、ASLO 2015 Aquatic Science Meeting で発表を行った学生を対象に、約400件の発表の中から上位7%の優れた発表に対して贈られるものです。
2015年04月24日
松田 景吾 研究員(地球情報基盤センター 先端情報研究開発部 地球シミュレーション総合研究開発グループ)が、2014年度 日本機械学会奨励賞(研究)を受賞しました。
日本機械学会奨励賞(研究)は、機械工学・工業の発展を奨励することを目的として、機械工学または広く産業社会に関わる主として研究上の業績をあげた新進会員個人に贈られる賞です。
授賞式は、2015年4月17日(金)、日本機械学会2014年度定時社員総会(於:明治記念館)で行われました。
2015年04月14日
平成26年度第9回科学技術の「美」パネル展で柏野 祐二 技術主幹(地球情報基盤センター)が優秀賞を受賞いたしました。
このパネル展は科学技術団体連合が主催し、研究などの過程や成果で得られた写真や画像で、一般の方が普段見ることができない現象など感動を与える要素が含まれ、科学技術に興味関心を持っていただける作品を募集するものです。
採用された作品は全国各地で巡回展示され、一般市民の皆様の投票により優秀作品が選ばれました。
授賞式は、2015年4月13日(月)に国立研究開発法人 科学技術振興機構 東京本部別館において行われました。
2015年04月03日
深澤 理郎 執行役が、2015年度日本海洋学会宇田賞を受賞いたしました。
この賞は、海洋学の発展に大きく貢献した学会員に贈られるものです。
授賞式は、日本海洋学会春季大会会期中の2015年3月23日に東京海洋大学品川キャンパスにて行われました。
小林 大洋 主任技術研究員(地球環境観測研究開発センター 海洋循環研究グループ)が、2015年度日本海洋学会日高論文賞を受賞いたしました。
この賞は、日本海洋学会の定期刊行物に発表された論文の中から、優秀な論文を発表した研究者に贈られるものです。
授賞式は、日本海洋学会春季大会会期中の2015年3月23日に東京海洋大学品川キャンパスにて行われました。
高木 悠花 研究生(地球環境観測研究開発センター 海洋生態系動態変動研究グループ)が2015年度日本海洋学会春季大会若手ベストポスター賞を受賞いたしました。
授賞式は、日本海洋学会春季大会会期中の2015年3月23日に東京海洋大学品川キャンパスにて行われました。
2015年04月01日
桑野 修 研究員(数理科学・先端技術研究分野)が平成26年度(第46回)東レ理科教育賞奨励作を受賞しました。
この賞は、中学校・高等学校の理科教育において、創意と工夫により著しい教育効果をあげた先生・研究者等に贈られるものです。本実験装置が、地殻内を伝わる地震波の様子を実感できる可視化装置であり、さらに地震波による地下構造探査の原理を体験できる優れた教材となっていることが評価されました。
授賞式は、2015年3月16日(月)に日本工業倶楽部において行われました。
JAMSTECでは、この室内地震探査実習装置を使った中・高校生向けの地震学実習(※1)を実施しています。
2015年03月27日
西川 悠 特任技術研究員、石川 洋一 グループリーダー、五十嵐 弘道 技術副主任(いずれも地球情報基盤センター)が、第17回水産海洋学会論文賞を受賞いたしました。
この賞は、水産海洋研究およびFisheries Oceanography誌に掲載された過去2年間の論文の中で、優れた論文に対して授与される賞です。
授賞式は、2015年3月21日に行われた2015年度水産海洋シンポジウムの席上で行われました。
2015年03月18日
美山 透 主任研究員(アプリケーションラボ)と長谷川 拓也 主任研究員(地球環境観測研究開発センター)が2014年SOLA論文賞を受賞いたしました。
この賞は、日本気象学会発行の英文レター誌「SOLA」に掲載された論文の中から、 優秀な論文を発表した研究者に贈られるものです。
海洋研究開発機構の長年にわたる熱帯観測から生まれた仮説を、シミュレーション実験で定量的に確かめ、エルニーニョ発生メカニズムの理解や将来におけるモデル研究と観測研究のさらなる連携に波及し得ることが高く評価されました。
2015年02月17日
小林 大洋 主任技術研究員(地球環境観測研究開発センター 海洋循環研究グループ)が、平成26年度水路技術奨励賞を受賞いたしました。
水路技術奨励賞は、水路業務に従事する少壮技術者の研究開発意欲を増進することにより、我が国の水路技術の発展に寄与することを目的とし、優れた業績を残した者に贈られます。今回の受賞は、株式会社鶴見精機と共同開発した「深海用プロファイリングフロート『Deep NINJA』の実用化」が評価されたものです。
授賞式は、2月13日にテレコムセンタービル テレコムセンター展望台21Fにて行われました。
2015年01月23日
木下 圭剛 ポストドクトラル研究員(海洋生命理工学研究開発センター)が、2014年10月23日(木)~24日(金)に名古屋市工業研究所で開催された 2014年度色材研究発表会で優秀ポスター賞を受賞いたしました。
受賞ポスタータイトル:超臨界水を用いたボトムアップ型のナノ乳化技術とトップダウン法との比較
2015年01月09日
山形 俊男 アプリケーションラボ所長が2015年のPrince Albert I Medalを受賞しました。
海洋学者でもあったモナコ大公アルベール一世の名を冠したこの賞は、海洋物理・化学の分野において、優れた業績のある研究者に授与される賞で、2001年にIAPSO(国際海洋物理科学協会)と前モナコ大公(レーニエ公)により創設されてから2年毎に受賞者が選ばれており、今回の受賞は、8人目、またアジアからは初めての受賞となります。
授賞式および記念講演会は2015年6月29日にプラハで開催されるIAPSO/IUGG総会にて行われる予定です。
受賞理由(IAPSOホームページに基づく)
山形俊男氏は、大気と海洋の相互作用力学の開拓者であり、また指導者として、気候変動現象の理解、特にエルニーニョ/南方振動現象および新たに発見したインド洋ダイポールモード現象の理解に画期的かつたぐい稀な貢献をしたことから、2015年Prince Albert I Medalを受賞することとなりました。
山形氏は、研究者として早期の段階に、新たに生まれつつあった気候変動分野において大気海洋結合不安定という新しい概念を導入し、この分野に根本的な貢献をしました。大気と海洋という二つの流体が接すると相互に作用し合い、多くの点でエルニーニョ/南方振動現象によく似た不安定現象が生じることを見出したのです。その後、山形氏は熱帯域の大気海洋相互作用、気候変動およびその予測可能 性に関する研究に深い影響を 及ぼしてきましたが、特に、1999年に共同研究者と共にネイチャー誌に発表した歴史的論文「熱帯インド洋におけるダイポールモード」は、それまでの気候変動におけるインド洋の役割に対する理解を根本的に変えました。この研究は、熱帯域の気候変動研究に新たな分野を生み出し、インド洋における季節予測の基盤となったのです。
このように、海洋と気候システムの理解を広げた山形氏の貢献は真にたぐい稀なるものであり、第8回Prince Albert I Medalの受賞するに至りました。