四万十町立十川小学校にて出前授業を行いました(2022/7/19)

四万十町立十川小学校が地域に学ぶ教育活動の一環として実施されている「十川を知り、十川に学び、十川を愛する子」プロジェクトR4において、高知コア研究所から講師派遣を行いました。

午前中は1・2年生を対象に物質科学研究グループの星野辰彦主任研究員が顕微鏡づくりや微小な世界の観察などの授業を行いました。目に見えない小さな生き物についてお話しをした後、ペットボトルで簡単な顕微鏡を作り、ナイロンやマスクの生地などを観察してもらいました。子供たちにはみな真剣に観察して頂き、科学の楽しさ・面白さを感じてもらえたのではと思います。

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午後は、3~6年生を対象に物質科学研究グループの濵田洋平主任研究員が四国高知の地質の成り立ちや十川地域の石について授業を行いました。地下の地層ができる様子を小麦粉やココアを使った付加体(※1)実験で再現しました。ストローを使った掘削体験も交えて、断層(※2)、褶曲(※3)について実験を通じて楽しく学んでいただきました。

【用語解説】
※1 付加体:海側のプレートが陸のプレートの下に沈み込むとき、海側プレートの上の堆積物が陸のプレートに押しつけられてはぎとられたもの
※2 断層:地層に力が加わって生じたずれ
※3 褶曲:地層が波のように曲がること

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