ひらめき☆ときめきサイエンス「PCRでDNAを増やし、その原理を学ぼう!」のイベントを8月22日(木)に高知みらい科学館にて開催し、4名の高校生にご参加いただきました(概要はこちら)。
午前中は、PCRの原理と実験方法について星野辰彦主任研究員から学んだ後、実際にマイクロピペットを使用しPCR反応溶液の調製をして頂きました。PCRで増幅された微生物のゲノムDNA断片を電気泳動装置にセットした後、お昼休憩にしました。
午後は、電気泳動の結果から参加者がPCR増幅したのは3種類のゲノムDNAのうち、どの微生物のものだったのか各自で判定いただきました。また、パソコンとwebで公開されているソフトウェアを使用して、それぞれのPCRから生じるDNA断片の長さを計算してもらいました。さらにweb上のDNAデータベースを活用し、未知のDNA配列がどの生物のものなのか同定する方法や、魚のDNA情報から系統樹を作成する方法などを学んでもらい授業は終了しました。
私達が普段行っている研究の一端に触れていただき、微生物や分子生物学に興味を持っていただけたと思います。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。