寺田寅彦像を撮影して3次元ミニチュアを作成しよう!

デジタル拓本体験教室(2024年2月23日(金・祝)開催)

「自然災害伝承碑」ってご存じですか?
南海地震をはじめとした過去の自然災害を石に記録した石碑が高知県のあちこちにあります。それが自然災害伝承碑です。しかしその伝承碑は長年の風化のために、文字が読みにくくなっており、情報の保存は緊急の課題となっています。大切な石碑の記録を未来へ伝える手段として、昔から伝わる記録技法である『拓本』、最先端の技術を用いた『ひかり拓本』、そして複数の写真を使って構築する『三次元デジタルモデル』があります。デジタル拓本体験教室では、この3つの記録手法の体験を通じて自然災害伝承碑の理解を目指します。今回は、オーテピアの敷地にある、自然災害に警鐘を鳴らし続けてきた『寺田寅彦の像』のデジタル拓本をみんなで協力して完成させましょう!

【こんな体験学習ができますよ!】

  • 寺田寅彦に学ぶ自然災害
  • 複数の写真を使った銅像の3次元モデルの作成体験
  • ひかり拓本(デジタル化した拓本)体験
  • ふつうの拓本体験

☆過去に実施した類似したイベント
https://www.jamstec.go.jp/kochi/j/news/20231014.html

☆ひかり拓本の説明(奈良文化財研究所のHP)
https://www.nabunken.go.jp/research/hikataku.html

寺田寅彦の像の画像 寺田寅彦の像の画像2

寺田寅彦の警句

【概要】

日程 2024年2月23日(金・祝)13:15~15:00(13:00受付開始)
開催場所 高知みらい科学館・実験室(オーテピア5階)
https://otepia.kochi.jp/science/
参加対象 小学校4年生~大人(保護者同伴で小学校3年生以下も参加可能)
参加人数 20名(先着順)
参加費 無料
主催 国立大学法人高知大学 海洋コア国際研究所
国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所
高知みらい科学館
PDF

【スケジュール】

13:00 受付開始(高知みらい科学館・実験室)
13:15 体験教室
  • 自然災害碑の説明
  • ひかり拓本と従来の拓本の作成
  • 3次元モデルの作成
  • オリジナルの自然災害碑の制作と発表会
15:00 終了

【申し込み方法】

ページ一番上の「参加申し込みはこちら」をクリックして必要な情報をご記入ください。

【講師紹介】

Tanikawa
谷川 亘:海洋研究開発機構 高知コア研究所・主任研究員
寺田寅彦先生が残したとされる「天災はわすれたるころ来る」は、100年から150年周期で発生するとされる南海トラフ地震を表現するコトバとして、まさに「言い得て妙」です。そこで、本体験教室は寺田寅彦像を自然災害碑と見立てて災害碑を記録するさまざまな方法を体験します。ぜひこの機会にデジタル記録技術と災害碑の奥深さを体験しませんか?
Yamamoto
山本 哲也:黒潮町教育委員会・黒潮町文化財保護審議会委員
拓本は物の形を紙に写し変えて伝達する保存方法のひとつとして発展してきました。釣り上げた魚を写す魚拓から書道の手本となる王羲之の蘭亭序など身近なところで拓本の世界は広がっています。私も文化財保護の仕事に携わるなかで、石造物、土器や瓦類、古鏡や銅鐸などの青銅器の拓本づくりにかかわったことがあります。拓本づくりを行うなかで、物に対する観察力や探究心が自然と養われることがわかります。きっと物と心のなかで何度も対話をしていた影響があったかもしれません。不思議な拓本の世界、皆さまも少しのぞいてみませんか。

《注意事項》

雨天決行:ただし、大雨・暴風・津波警報が発表されたときは中止します。

お問い合わせ(海洋研究開発機構 高知コア研究所 管理課)
TEL:088-864-6705
FAX:088-878-2192
メール:kochicore@jamstec.go.jp

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