研究プラットフォーム運用開発部門
Institute for Marine-Earth Exploration and Engineering (MarE3)

吉田 弘写真

技術開発部
Engineering Department

専門:電磁物理学

経歴/Career

1985年
都立工業高等専門学校卒業
無線機システムメーカー勤務後退職
1994年
金沢大学大学院へ進学
1999年
博士号(理学)取得
2002年
海洋科学技術センター(現:海洋研究開発機構)入所

入所後は無人探査機の研究開発に携わる。
これまでに6機の無人探査機を世に送り出した。
現在は資源探査のための自律型無人探査機の開発プロジェクトを担当。
ライフワークとして深海環境での電磁物理についても研究を進めている。

今でこそ研究職についていますが、昔の憧れはミュージシャンでした。
25歳ごろにリズム感がないことを知ってあきらめましたけど・・・。
ほかにも高専を3年でやめて女の子のいるような学校にも行きたかったと思うこともありました。
工学系の学生はモテないんですよ。
やりたいことが多くて進路に迷ったことは多々ありました。
でも、自分の過去を振り返ったとき、電磁現象が気になっている自分がどこかにいて、それに導かれるように研究者になっていました。
今、こうして電磁気の研究をしているのも、電磁気学が私の過去に関わりをもっているからです。

「未知領域の追及」

海中での電磁波の研究は、事例が少ない研究で、モデルを一から立ち上げるとてもやりがいのある研究であると感じています。
海中で電磁場を発生させる実験を行い、新しい特性を発見できるように日々頑張っています。
ちなみに、予定では20年後に何かしら賞とりたいと思っています。

「研究だけが楽しみではない」

島育ちである私は、海で遊ぶこと、機械をいじることが昔から好きでした。
小学校4年生のときからラジオの組立にのめりこみ、その流れで電気会社に就職しましたが、 より電磁気学の理解を深めるために大学院に進み、その後、JAMSTECに採用されました。
自律型無人探査機AUV(Autonomous Underwater Vehicle)の開発とその要素技術研究を行う傍ら、 電磁気研究に携わっているため、周りからは、「変わり者」と思われています。
多くの分野で活動することは研究に行き詰ったときの息抜きにもなっていて、ダメなときは研究を休憩し、開発を楽しむ。
力まず、自分のやっていることを楽しめることがライフスタイルにいい影響を与えるのではないかと私は思っています。

活動/Activity

2017年
海洋基幹技術研究部 部長就任
2014年
海洋技術開発部 部長就任
2013年
海洋理工学会 平成25 年度秋季大会プログラム 一般講演4「機器開発」 座長
『ピカソ 深海を撮る ~無人探査機PICASSO 開発の軌跡~』のドキュメンタリー
第54回科学技術映像祭にて文部科学大臣賞(研究開発部門)受賞
2012年
平成24年度の成果報告会 講師
「海底資源を切り拓く最先端の研究」「がんばれ深海探査機一家!実用化までの道のり」
JAMSTEC(独)海洋研究開発機構講演会 パネリスト
2011年
平成23年度「SBIR技術革新事業」 審査委員
平成23年度「海洋研究開発機構研究報告「JAMSTEC2012」-新しい海洋立国への道-」パネリスト
2010年
海水分子運動を考慮した深海中の電磁波伝播特性とアンテナの最適化に関する基礎研究
平成22年宇宙開発委員会(第35回) 説明者
【論文・発表】Structure and growth of the Izu-Bonin-Mariana arc crust: 2.
Role of crust-mantle transformation and the transparent Moho in arc crust evolution, J. Geophys. Res., 113, B02203,
doi:10.1029/2007JB005121
2008年
地震予知の研究をしている阪口秀さんとタッグを組み、深海でのレーザー式中距離測定システムの実験
2007年
深海高水圧中のパルスパワー放電による衝撃波生成と電磁波放射に関する研究
2006年
【論文・発表】Efficient Methods for AUV in JAMSTEC Underwater Intervention 2006
【論文・発表】Development of 7,000m Class ROV KAIKO 7000 Underwater Intervention 2006
自律型無人探査機の位置修正手法の考察 テクノオーシャン2006

その他1

  • 戦略的イノベーション創造プログラム:次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)
    「AUVの複数機運用手法等の技術開発」
  • MTS日本支部創立 25 周年記念セミナー テーマ:「我が国の海洋技術と際ビジネス市場」
    話題提供 「JAMSTECにおける海洋技術の現状と課題」

その他2

  • 1G1-E4 深海3Dハイビジョンカメラシステムの開発と調査研究及び教育への活用
    (教材開発(1),一般研究発表,転換期の科学教育:これからの科学的リテラシー)
  • 海洋ロボットと位置情報について
  • 深海生物追跡ロボット「PICASSO」による実海域における様々な試み(水中ロボット,OS.13 水中ロボット,学術講演)
  • 小型AUV「MR-X1」のスラスターによる運動制御
  • 小型AUV「MR-X1」の経路制御 (オーガナイズドセッション(OS1) 海中システム
  • 数式モデル構築のための自律型無人潜水機の実運動特性試験(一般講演(G5))
  • 教育用ミニROV模型の開発
  • 深海巡航AUV「うらしま」によって得られた相模湾初島沖の海底地すべり音響イメージ
  • 新素材による海中ビークル用耐圧容器の開発(一般講演(G4))
  • 大深度海域での地層サンプル採取を行うROV 「ABISMO」の実海域試験潜航(水中ロボット,OS.13 水中ロボット,学術講演)
  • 海洋最深部調査のための大深度小型無人機の研究開発(一般講演(G5))
  • 深海巡航探査機「うらしま」の海上試験と燃料電池システム
  • 回転運動がもたらす慣性航法誤差の軽減効果
  • LMIによる自律型無人潜水機制御システムの設計法研究
  • 長距離自律無人探査機「うらしま」の制御システム開発(オーガナイズドセッション(OS1):新しい展開をみせる水中ロボット技術)
  • 海中探査機用閉鎖式燃料電池システムの開発(オーガナイズドセッション(OS1):新しい展開をみせる水中ロボット技術)
  • AUVを用いた電磁海底探査手法の検討
  • パルス波の海中伝播特性についての考察
  • 移動体慣性航法に適用する回転制御(水中ロボット,OS.13 水中ロボット,学術講演)
  • 海中のELF電磁波伝播計測
  • 新しい研究プラットフォーム--AUVを利用した観測 (特集 深海研究への誘い)
  • リアルタイム水中映像合成システム
  • 北半球の気候を支配する北極海の横断の夢に挑む無人探査機深海巡航探査機「うらしま」の研究開発
  • 特別講演:通信衛星を利用した海洋観測・深海資源探査:陸上から海洋までのシームレスな通信を目指して (衛星通信)
  • 成層圏滞空飛行試験の概要
  • 深海自律形無人探査機とその要素技術の最前線
  • 1P1-D12 自律型無人潜水機MR-X1用DPシステムの開発
  • 小型AUV 「MR-X1」の測線上航走性能向上に関する研究
  • 小型AUV「MR-X1」の実海域試験 : その1スラスタ動特性を考慮した針路制御系設計と運動方程式の精度向上
  • 水中ロボットにおけるテレロボティクス