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海洋地球研究船「みらい」大航海

SORAレポート

2009年4月11日

MR09-01 観測点へ向かう途中

Leg1首席研究者:海洋研究開発機構 村田 昌彦

バルパライソを出港してからほぼ一日が経過しています。ペルー沖の最初の観測地点に向けて航行中です。海は非常に穏やかで、スピードも出ています。観測地点付近も同じように波静かであればいいのですが。その地点まではまだ1日程度かかります。


観測地点に向かっている間、船内では観測の準備が始まります。この写真は、研究者と船員さんとの打ち合わせ風景です。よい観測には、双方の理解が欠かせません。

この航海では、海の表面から6500mに達する海底付近まで海水のサンプルを取ります。海の深いところからくみ上げた水ですから、貴重です。その水をいくつかの容器に小分けして、船上で分析または陸に持ち帰ります。小分けするには少しコツが要ります。ベテラン観測員の指導のもと、新人さんがそのコツを習得するための練習を行っています。