研究概要
数値モデルによる気象予報の精度は近年目覚ましく向上していますが、その一方で集中豪雨や局地的大雨など災害につながる顕著現象の予測精度はまだ十分といえません。顕著現象の予測が難しい原因として以下が挙げられます。
1)数値モデルの初期値の精度が減少のスケールに対して十分でない。
2)わずかな初期値や計算条件の違いで結果が大きく変わることがある。
3)現在の数値予報の格子間隔では積乱雲を直接表現できていない。
本サブ課題では、「京」の計算資源を活用することにより、上記に対応する以下の3つの目標を通じて、集中豪雨や局地的大雨などメソスケール顕著現象の高精度化を目指します。